開園1年。子どもたちが本当に大きくなりました。
例えば毎月行われる避難訓練では、最初は2歳児も1歳児も保育士も…皆が初めてのことで、いったい何をするんだ、どういうことなの?と右往左往、ただ単に『集まって』という避難訓練でしたが、泣いてしまう子どももいて、子どもにとって“日常と違う環境”ということがこんなに負担になっているということを思いました。
でも毎月、何のための避難か、また保育士はどう動くのかを考えながら積み重ねていくと、最後には2歳児ははだしのまま靴を履いてすぐに外へ、1歳児はいつも開けない窓サッシから直接に避難車(お散歩カート)へということができ、しかも誰も泣いていない !!
火事がおこった想定のお話を思い起こして、煙を吸わないように口と鼻を手で押さえる実践をしている子どももいました。
お祈りをし、讃美歌も歌えるようになり、クリスマスはイエス様のおたんじょうびとイエス様の存在をなんとなく知り、お友達といっしょに過ごす喜びを味わってきました。
あの子が、この子が、わが子が…ほんとうに数えきれないぐらいあれこれ成長していますね。いよいよ卒園・進級の時へと向かいます。将来、どんな場面でも自分で自分なりの対応を考えて納得して生きていける大人になれるように、これからの幼児期も、まずは
思いっきり遊びましょう。
1年間という短い期間となってしまいましたが、私も4月から新天地でがんばります。とても大切な“幼児教育”をこれからも皆様と共に考えていきたいと思います。ありがとうございました。
園長 菱田由里子