自分と異質のものを取り入れる…その方法、技術、さらには気持ち…とても難しいことが多々あります。
テレビドラマのセリフで『…俺の(自分の考え)とは違うんだよな~』と主人公がつぶやく、そんなワンシーンも思い起こすのですが、自分と違う事を認める難しさに時々、出合います。
これは家の中でも、親子関係でもよくおこっているできごとです。
親はわが子のそばにずっといるし、毎日深く接していてよくよくわかっているので、なおさらです。
ふとした時に、自分の思いと違うことに気づいたり、あるいは気づかないまま自分が思っていることをわが子も思っている、感じているとして進めていて、なにか違うやりにくさを感じたりします。
1~2歳の子どもたちですから、言葉で説明してくれません。いったん、自分の気持ちはこっちにおいておいて、素直な、ピュアーな眼で、子どもの言動を見守ってみることで何かに気づくこともできるのではと思います。子どもにとって一番のよき理解者は保護者の皆様です。子どもまんなか=子どもの好き勝手わがまま放題ということではありません。子どもの心をしっかり見つめて受け止めていきましょう。 菱田由里子