園だより5月号から

やっとでしょうか、もうでしょうか…1か月がたちました。

降園の時はまだしも、登園の時に『ママがいい』と泣き叫ばれるとつらい思いをされている方もおられるかもしれません。もう1か月もたつのに、ますます心配でとおっしゃるかもしれませんが、一番の焦りは、あのお子さんもこのお子さんも笑って遊んでるのに、うちの子は…と思うことでしょう。

思ってもOK!大丈夫!そうなんです。みなさん、うちの子は!!なんです。それでいいのです。

初めての子どもが生れた時、ママ、パパは右往左往…でもそのころの子どもって本当に1日で、いえ、もしかしたらさっきと今とで、というぐらいどんどん成長を見せてくれますので、その赤ちゃんの笑顔に支えられながら、喜びもひとしお。

 ところがいわゆる“立てよ歩けよ”の時代が終了すると、『わー、今日〇〇できるようになった!』というよりは、気づけば『こういうことしてるわ、いつできるようになったんだろう』という親の目線になっている事も多く経験します。ましてや、公園やお出かけで同世代のお子様をみかけると、『うちの子、天才やで、これもあれももうとっくにしてる』その逆もしかりで、『どうしよー、まだ〇〇しない』

赤ちゃんの時、目の前のわが子を見てその成長ぶりを喜んだ時と違って、他人様の子と比べたり、〇歳〇か月の平均と比べたりしてしまいます。わかってはいるけど、気になる!

 大丈夫ですよ。今、わが子に一番必要なことは、〇〇ができたということではなく、生れてきてこんなに愛されている存在である!ということをいかに感じられるかということです。子どもは〇〇をしてくれるからかわいいということではなく、無条件でかわいい存在です。お迎えに来られた時、パパもママもおじいちゃんもおばあちゃんも、皆さん素敵な笑顔で再会を喜んでおられます。だから、大丈夫なんです。        

上部へスクロール